「商品情報」がネットショップの売上を左右する理由

ネットショップを開設して、商品も揃えた。写真も撮った。価格も考えた。なのに、思ったほど売れない。

そんな悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。「もっと広告を出すべきか」「価格を下げるべきか」「SNSを頑張るべきか」など、いろいろ考えるものの、何から手をつければいいか分からない。

実は、これらの施策を検討する前に、確認しておきたいことがあります。

それは「そもそも、あなたの商品はお客さんに見つけてもらえる状態になっているか」ということです。

実店舗とネットショップの決定的な違い

実店舗であれば、商品を棚に並べておけば、お店に来たお客さんの目に入ります。立地が良ければ通りがかりの人も入ってくるでしょう。

しかし、ネットショップはそうはいきません。

インターネット上には無数のショップがあり、あなたのサイトは広大な海に浮かぶ小さな島のようなものです。お客さんが偶然たどり着くことは、ほぼないと考えてよいかと思います。

では、お客さんはどうやって商品を見つけるのか。

多くの場合、検索です。

「革財布 メンズ」「子供用 長靴 18cm」「誕生日プレゼント 女性 3000円」といったキーワードで Google を検索し、表示された中から選ぶ。このような購買行動は何となく想像できるかと思います。

つまり何が言いたいかというと、ネットショップで売上を作るには、まず Google の検索結果に自分の商品が表示されることが出発点になるということです。

Google はどうやって商品を見つけるのか

ここで一つ、見落としがちなポイントがあります。

Google は、あなたのネットショップを自動的に見つけてくれるわけではありません。正確には、サイトの存在は認識しても、個々の商品の情報を正しく理解してくれるとは限らないのです。

Google が検索結果に商品を表示するには、商品の名前、価格、在庫の有無、画像、説明文といった情報が必要です。これらが整理された形で Google に届いて初めて、検索結果やショッピング欄に表示される候補になります。

この商品情報を Google に届ける仕組みとして「Google Merchant Center(グーグルマーチャントセンター)」というものがあります。細かい説明は省きますが、ネットショップの商品を Google の検索結果やショッピング欄に表示させるための「届け出窓口」のようなものだと思ってください。

届け出をしていなければ、Google はあなたの商品を候補として認識できません。お店は開いているのに、商品カタログを配っていない状態ですね。

「商品情報」とは何か

では、Google に届けるべき商品情報とは具体的に何でしょうか。

実店舗でいえば「棚札」や「値札」のようなものだと考えています。棚札がなければ、お客さんは何の商品か分かりません。値札がなければ、買うかどうか判断できませんよね。

ネットでも同じことが言えます。具体的には、以下のような情報が該当します。

  • 商品名:何の商品か
  • 価格:いくらか
  • 画像:どんな見た目か
  • 説明文:どんな特徴があるか
  • 在庫状況:今買えるか
  • カテゴリ:どのジャンルに属するか

これらの情報が不十分だったり、整理されていなかったりすると、Google はその商品を適切に分類できず、検索結果に表示しにくくなります。

情報が整っていないと何が起きるか

商品情報が整っていない場合、いくつかの問題が起きます。

検索しても出てこない

お客さんが「革財布 メンズ」と検索しても、あなたの商品が候補に入らない。存在しないのと同じ状態です。

出ても選ばれない

仮に表示されても、商品名が分かりにくかったり、画像が不鮮明だったりすると、お客さんは他の商品を選んでしまいます。

機会損失が見えない

厄介なのは、この損失が目に見えないことです。「今日は売れなかったな」とは思っても、「検索結果に出ていなかったから」とは気づきにくい。原因が特定できないまま、広告費を増やしたり価格を下げたりと、別の対策に走ってしまうことがあります。

競合に差をつけられている

そして最も見落としがちなのが、この点だと思っています。似たような商品を扱っている他のショップが商品情報をきちんと整えていると、Google はそちらを優先的に表示しやすくなります。結果として、あなたのショップは相対的に表示されにくい状況に置かれるわけです。同じ土俵に立っているつもりでも、実は土俵にすら上がれていない……そんなことが起きています。

土台を整えるということ

広告を出す、SNS で発信する、セールを企画する。

これらはすべて有効な施策です。しかし、前提として「商品が見つけてもらえる状態になっているか」が重要だと考えています。

土台が整っていないままだと、いくら上に積み上げても効果が出にくい。逆に、土台さえ整っていれば、その後の施策が活きてきます。

商品情報を整えることは、即効性のある施策ではありません。しかし、ネットショップで継続的に売上を作っていくための、最も基本的な土台づくりだと思っています。

まずは、自分のショップの商品情報が「お客さんに見つけてもらえる状態になっているか」を確認してみてください。

具体的な確認方法は、別の記事(あなたの商品、Googleで表示されていますか?確認したい3つのポイント)で紹介しています。

商品情報の整備について詳しく知りたい方へ